ザルツブルグ特集

闇夜のオピウム p1

ザルツブルグ特集|闇夜のオピウム

その夏、私はザルツブルグに滞在していた。 モーツァルトを生み出した、オーストリアの山間にある古くて小さな“あの街”。 “ああ、今年もよく来たね”とでもいうかのように、いつも変わらぬたたずまいで、訪れる人を迎え入れてくれる。

 

夏のザルツブルグは、音楽祭一色だ

 

この古くて小さな街に、世界中から一流の音楽家や、音楽祭を聴きに訪れるヴァカンス客が集まってくる。静かな街は、一転、華やかで活気のある雰囲気をかもし出す。 

 

 

ザルツブルグの街の中心には、ザルツァッハ川が流れており、その川を渡った先に「旧市街」がある。 目の前には、ホーエンザルツブルグ城が、堂々とそびえたっている。

 

川の手前は、有名なモーツァルテウム音楽院ミラベル庭園、そして一流ホテルが立ち並んでいて比較的近代的なのだが、旧市街に入ると、石畳の小さな小路(gasse)がたくさんある。

 

ザルツブルグの街並みは、まるで迷路のようで、どこを歩いているのかわからなくなってしまう。もしかすると、この迷路の向こうには、まったく別世界があるのではないか・・・そんな錯覚を覚えてしまう。

 

そして、この街の美しく穏やかな雰囲気のどこかに、なぜか私はふと別の、何か物悲しさのようなものを感じてしまう。 それは、私がモーツァルトの音楽に触れるときに覚える感情に似ている

 



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