京都の冬は、しんしんと体の芯まで冷え込むような寒さが続きます。東京も、穏やかに1日の終わりを照らしてくれていた日差しが姿を消し、暗闇に冷気がひんやりと漂います。
今頃ドイツも、本格的な寒さを迎えているでしょう。
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ドイツ留学中の長く厳しい冬は、なかなかタフな季節でした。
気温が低いことや雪が多いことはまだ良い方で、何よりも参ったのは、ほとんど太陽の光を見る事ができなくなる事でした。日が差すのは日中のほんの数時間のみで、気が付くと、昼間なのに「もう夕方?」と思ってしまうぐらい、ほとんど一日中どんよりと薄暗い日々に、気が滅入ってしまいがちでした。
重い石が頭からのしかかっているかのような感覚の日々が続きます。歴史を感じさせる石畳や石造りの建物も、威圧感が増して感じられ、ネオンが懐かしく思えるほど暗い街並みはよそよそしく冷たい気がしたものです。
どんなに夢や希望を抱いていても、日々孤独感は募り、精神的にも肉体的にもかなり参ってしまいます。
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そんな冬の間は、いつも以上にピアノに向かって練習に励んでいました。新しい難曲等に挑戦し、集中して取り組んでいると、何もかにも忘れることができました。
モーツァルトの音楽は、高音域の周波数帯を多く含んでいることで世界的に注目されています。この高周波音は、交感神経が優位になりすぎて自律神経のバランスを崩しがちな現代の日常において、交感神経にブレーキをかける副交感神経の作用を促し、心身を安らぎの状態へと導いてくれます。なので、モーツァルトの音楽は、体の緊張をほぐし感覚を安定させたり、ストレスを減らし感受性を豊かにするなど、我々の心とからだの健康に大きく貢献してくれるのです。もっと読む
piaVie!~ピアヴィー!では、ピアノを通して、忙しい日頃のストレスから解放された、音楽に包まれるひとときを過ごして頂きたいという思いでレッスンをさせて頂いております。マン・ツー・マンの個人レッスンですので、ご自分のペースに合わせたレッスンを受講していただけます♪