ピアノを学ぶ者は、レッスンを始めてから比較的早い段階で、モーツァルトの作品と出会う。 大抵、小学生の頃には、既に、ピアノ・ソナタを弾いている子が多い。
その後、さまざまな曲を勉強していく中で、技術的にも音楽的にも上達し、コンクールに挑戦したり、プロフェッショナルな道に進んで演奏会を行うようになっても、 何故かいつもモーツァルトのソナタがレパートリーの中にある。
そして気がつくと、何年、何十年にもわたって、繰り返し繰り返し演奏している...
なぜなんだろう…
モーツァルトの音楽は、高音域の周波数帯を多く含んでいることで世界的に注目されています。この高周波音は、交感神経が優位になりすぎて自律神経のバランスを崩しがちな現代の日常において、交感神経にブレーキをかける副交感神経の作用を促し、心身を安らぎの状態へと導いてくれます。なので、モーツァルトの音楽は、体の緊張をほぐし感覚を安定させたり、ストレスを減らし感受性を豊かにするなど、我々の心とからだの健康に大きく貢献してくれるのです。もっと読む