モーツァルト特集(1)


モーツァルトのピアノ・ソナタ(1-2)
モーツァルト特集|モーツァルトのピアノ・ソナタ - piaVie! ピアヴィー!ピアノ教室

 

(続き)

 

・・・考えてみると、不思議だなあと思う。

 

子供の頃に学ぶ曲というのは、一般的には、奏法なども含めた初級のテクニックを磨く事を主な目的とし、音楽的にはあまり複雑な内容ではないものの事が多い。

 

演奏する曲というのは、上達すると共により難易度の高い曲へと移り変わっていくものである。まして、上級者になってからも、習い初めの頃の練習曲を演奏するということは滅多にない。

 

しかし、モーツァルトのソナタは、一見、初級者が弾く学習用のピアノ曲に過ぎないようであるが、プロのピアニストの正式なコンサート・プログラムでも常に演奏され、老若男女問わず、聴く人々の心に強い印象を与え続けている。

 

演奏する立場からすると、モーツァルトのピアノ・ソナタほど、簡単そうで難しい曲はないだろう…

 

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モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart)
(1756-1791)
【年譜(シンプル版)】

  • 1756年:1月27日午後8時 ザルツブルクに生まれる。
  • 1769年:無給の宮廷楽師長となる。
  • 1772年:ザルツブルク宮廷楽師長(有給)となる。
  • 1775年:1月、『偽りの女庭師』を初演、成功。
  • 1777年:マンハイム〜パリ旅行へ。”ベーズレ”に会う。
  • 1778年:母、アンナ・マリア病死。
  • 1781年:『イドメネオ』を初演。
  • 1782年:『後宮からの誘拐』を初演。コンスタンツェと結婚。
  • 1786年:『劇場支配人』『フィガロの結婚』を初演。
  • 1787年:父レオポルト死去。『ドン・ジョヴァンニ』を初演。
  • 1790年:『コシ・ファン・トュッテ』を初演。
  • 1791年:『皇帝テイトの慈悲』を初演、不評におわる。『魔笛』を初演、成功。『レクイエム』未完のまま、12月5日、死去(享年35)
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モーツァルトの音楽を《聴く》効果

モーツァルトの音楽は、高音域の周波数帯を多く含んでいることで世界的に注目されています。この高周波音は、交感神経が優位になりすぎて自律神経のバランスを崩しがちな現代の日常において、交感神経にブレーキをかける副交感神経の作用を促し、心身を安らぎの状態へと導いてくれます。なので、モーツァルトの音楽は、体の緊張をほぐし感覚を安定させたり、ストレスを減らし感受性を豊かにするなど、我々の心とからだの健康に大きく貢献してくれるのです。もっと読む