それでは、夏期国際音楽セミナーの一日について、私の体験をもとに紹介させて頂きたいと思う。
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セミナーが開催される時期のザルツブルグの朝☀は、鳥のさえずり🐦と共に始まる。
セミナーに参加する学生達は通常、安価なペンションもしくはゲストハウスに滞在することになる。 1週間以上滞在する場合は、”キチネット”がついていて自炊のできる部屋のほうが何かと便利である。
2週間に及ぶセミナーの初日にはオーディションがあり、その結果によって、希望する先生のレッスンが受けられるかどうかが決まるので、参加者達はとても緊張する。慣れない土地なのでさらに緊張するのである。
会場となるモーツアルテウム音楽院では、集合時間前からすでに集まっている参加者の緊張で、ピーンと張り詰めた空気が流れており、外のバカンスモードとは正反対である。
集合時間になると、参加者と先生が20人位入れる広々としたレッスン室で対面をする。そして一人5分程度のオーディションが個別に行われるのである。
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私が選んだのは、アメリカから来られた先生のクラスだったが、ドイツ語がメインでレッスンは行われた。セミナーに参加される先生方は母国語以外にも英語をはじめとして複数の言語を操れる方が多かった。
フランクの“Prelude Choral et Fugue”や、ショパンのバラード第4番などの曲のレッスンを受けたのだが、先生には楽譜に書かれてあることに対しての説明等をとても細かくして頂き、それまで気がつかずに弾いていた部分などでの新しい発見に、毎日がとてもわくわくするような興味深いレッスンだった。
≪世界の音楽セミナー≫
モーツァルトの音楽は、高音域の周波数帯を多く含んでいることで世界的に注目されています。この高周波音は、交感神経が優位になりすぎて自律神経のバランスを崩しがちな現代の日常において、交感神経にブレーキをかける副交感神経の作用を促し、心身を安らぎの状態へと導いてくれます。なので、モーツァルトの音楽は、体の緊張をほぐし感覚を安定させたり、ストレスを減らし感受性を豊かにするなど、我々の心とからだの健康に大きく貢献してくれるのです。もっと読む