ピアノが歩んだ道 2

19世紀、ロマン派時代

 〜前章「ピアノが歩んだ道 1 」からの続き

 

19世紀、ロマン派の時代になると、ピアノ開発の舞台はパリに移った。

 

エラール社プレイエル社を中心に発展が進み、

 

ピアノ奏法の発達とともに、

 

すばやいパッセージや連打、トリル等の装飾音符などに対応できるピアノが生み出されていった。

 

エラール社は、現代のグランド・ピアノの原型となる技術を発明した。

 

 

ピアノという楽器が鍵盤楽器の主流になった時代である。

 

 

この時代に活躍したショパンは、

 

作曲家人生のほとんどをピアノ作品に捧げ、

 

ピアノで表現し得る最も美しい音楽を追求した。

 

リストは、「ピアノの魔術師」と呼ばれ、

 

あらゆる超絶なテクニックを披露し聴衆を魅了した。

 

また、今日のリサイタル形式での演奏会を最初に行った。

 

彼はまた、ピアニストの社会的立場を向上し、

 

コンサート・ピアニストという地位を確立するために貢献した。

 

そして時代は、家庭的、サロン的な音楽から

 

コンサート・ホールでのリサイタルという

 

大規模な音楽へと移っていく…

 

スタンイウェイの登場

19世紀後半、

 

現代ピアノの王者「スタインウェイ」の登場で、

 

ピアノの歴史は一つのクライマックスを迎える。

 

大きなコンサート・ホールと、そのホールに負けない

 

ダイナミックな響きを持つ「スタインウェイ」の登場を待っていたかのように、

 

20世紀に入ると、

 

コンサート・ピアニストの華々しい時代が到来した。

 

ホロヴィッツ、

 

リヒテル、

 

ルービンシュタイン、

 

ミケランジェリ、

 

グールドなど、

 

数々の名ピアニストがスタインウェイとともに活躍し、

 

その名演奏は現代の私たちも録音を通して聴く事ができる。

 


こうしてピアノの歩んで来た道を振り返ってみると、

 

現代の私たちが、現代のピアノで演奏している、

 

バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなどの作品が、

 

彼らの活躍した時代ごとに、異なる楽器で作られ演奏されていた事がわかる。

 

そして、作曲家、演奏家、ピアノ製作者たちが、

 

より良い音、表現、技術などを追求しながら、

 

時代のニーズに応じてピアノという楽器を発展させてきた。

 

 

ピアノを演奏する際、

 

ピアノが長い時間をかけて歩んできた道と、

 

その過程で関わった人々の情熱と努力と才能、

 

そして、ピアノというすばらしい楽器と出会えた事への喜びに思いを巡らして、

 

この曲は、当時どんな風に演奏され、どんな響きを持っていただろうか?」

 

そんな事を考えながら曲を演奏すると、

 

その曲に隠された素顔が姿をあらわすかもしれない。




piaVie!~ピアヴィー!では、ピアノを通して、忙しい日頃のストレスから解放された、音楽に包まれるひとときを過ごして頂きたいという思いでレッスンをさせて頂いております。マン・ツー・マンの個人レッスンですので、ご自分のペースに合わせたレッスンを受講していただけます♪