
グラナドスの代表作「ゴイェスカス」ですが、なんだか耳慣れないタイトルですね。
楽譜を開く前に「???」混乱してしまいそうです。
そこで、「ゴイェスカス」とは一体どんな意味があるのか?ということについて考えてみたいと思います。
まず、ゴイェスカス(Goyescas)という単語の意味についてですが、スペイン語で、「ゴヤの」という形容詞です。ここでは、「ゴヤ風の音楽」というような意味になるでしょうか。
「ゴヤ」。。。どこかで聞いた事があると思われた方もいらっしゃるでしょう。そう、スペインの有名な画家「フランシスコ・デ・ゴヤ」のことを指します。
グラナドスは、同じスペイン出身のゴヤを大変好んでいました。ゴヤの絵画や、タペストリーの下絵などを観て、その世界観、色合いや雰囲気などから様々な刺激を受けた事でしょう。
「ゴイェスカス」は、ゴヤの絵画を音楽的に描写して作られた作品ではありません。しかし、ゴヤの作品からインスピレーションを得て、それをもとに、グラナドス自身が独自の世界を作り上げた「傑作」と言えるでしょう。
(画像:フランシスコ・デ・ゴヤ 「着衣のマハ」)
[フランシスコ・デ・ゴヤ(1746年3月30日−1828年4月16日) ]
代表作:
- 着衣のマハ/裸のマハ
- カルロス4世の家族
「鳥」シリーズ1
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