基礎づくりで終わっていませんか?

子供の頃にピアノを習っていた方であれば、ピアノを弾くための基礎は一通り学んでいらっしゃることでしょう。
「今日は疲れているから練習はさぼっちゃおうかな。
「今週は練習不足だからレッスンには行きたくないなあ」
というような日々もあったことでしょうが、それを乗り越えて続けてこられたと思います。
基礎づくりは時間と努力と忍耐のいる作業です。ピアノに限らず芸術全般、スポーツなど基礎は物事のベースとなる最も重要な部分です。
楽しいのは今から!
・・・だけど、基礎だけができても、作品は完成しません。
・・・基礎は楽しくありません。
基礎を身につけた時からがスタートなのです。
皆さんは、ピアノを弾くための準備を長い間一生懸命やってきたのに、いよいよこれからたくさんの曲を弾くぞ!という時にやめてしまったのです。
そのため、レッスンときくと、なんとなく厳しいとか、大変だなという印象を持たれる方が多いのでしょう。
でも、例えば、
夏がおわり、秋を迎えるこの季節、少し物悲しいようなさびしいような気持ちになります。
そんな時に、ショパンのノクターンや、ベートベンの悲愴の2楽章などをしっとりと弾いてみると、温かいメロディーが、全身を包み込んでくれるような穏やかな気持ちになるでしょう。
ドビュッシーの作品に、水の音や風に吹かれる様子など自然を感じたり、シューベルトの素直で純粋なメロディに、心が洗われるような気持ちになるでしょう。
そのような音楽との親しみ方は、子供の頃には意識することはなかったと思います。
基礎があるからこそできる楽しみなのです。>
大人になった今だからこそ、これからは、好きな曲を弾いたり、ピアノの音に耳を傾け、いろいろな音の出し方を追求したり、レパートリーを増やすことで、気分によって違う曲を弾くこともできるのです。時には、パーティなどで演奏する華やかなチャンスもあるでしょう。
ピアノ・パワーを呼び起こそう!
もちろん、再開して最初のうちは、指が動かなかったり、譜読みがスムーズにいかなくて自信をなくすこともあるかもしれません。でも、あせらずに弾いているうちに、昔習っていた頃の感覚を取り戻すでしょう。
日々の忙しさや、過去のレッスン・イメージを理由に、貴女の中にある「ピアノ・パワー」を眠ったままにしておくのは大変もったいないことです。
今、ピアノから離れている方は、一生懸命練習に励んでいた頃の>ことを思い出して下さい。
努力して身につけた基礎は、貴女自身を輝かせる「貴重な『財産』」なのです。
これからは、弾きたい曲を弾き、誰のためでもなく、自分のためにピアノを弾いていくことのできる時期です。ブランクなど気にする必要はありません。ブランクを気にしてこの先ずっとピアノのない日々を送るより、勇気を出して弾いてみることです。
子供の頃に身につけた基礎を生かしながら、好きな曲を弾き、大人になってたくさんの経験を積んだ今だからこそ表現できる貴女らしい演奏をしてみませんか?
「レッスン再開への道」シリーズ
piaVie!~ピアヴィー!では、ピアノを通して、忙しい日頃のストレスから解放された、音楽に包まれるひとときを過ごして頂きたいという思いでレッスンをさせて頂いております。マン・ツー・マンの個人レッスンですので、ご自分のペースに合わせたレッスンを受講していただけます♪